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プロが語る!リフォームのコストダウン術

2022.11.10
公式ブログ

こんにちは、駒商(コマショウ)のゆるキャラ、コマガッテンだガッテン。

「あれもやりたい!」「これもやりたい!」
やりたいことを並べてみて、150万円くらいの予算かなと思っていたら、「350万円です」と言われたり、考えていた以上の金額になったりすることってあると思うんです。

リフォームをしようと思って見積りを取ったら、なんと大幅に予算オーバー。
私たちも見積りを出させてもらって、お客様が「えーっ!」ってなることはあります。

だからといってコストダウンの方法を間違えてしまうと、せっかくのリフォームが台無しになることも。
大事なことは費用を安くすることだけではなく、リフォームの中身をどうするかを見極めることです。

これからある事例をお話しますね。

築23年の木造戸建てにお住いのAさん。
キッチンが古くなってあちこちにものが溢れてきたので、LDKのリフォームをすることになりました。
キッチンはこだわりのオールステンレス製のシステムキッチンをご要望。またテレビを見ながらのんびり料理をしたいので、対面キッチンにしたいと考えています。
リビングの収納を増やすことも含めて、少しだけ増築したいことをリフォーム業者に伝えました。

しかし、見積りを取ってみたら、リフォーム費用は予算をはるかにオーバー。
そこでリフォーム費用を少しでも安くするために、どうやったら予算を抑えられるのか、自分なりに見積りとにらめっこして、徹底的にコストダウンを図りました。

Aさんが自分なりにコストダウンを考えたアイデアがこちら。
1.オールステンレスのシステムキッチンから木製キッチンセットへ変更
2.食洗機、IHクッキングヒーターは中止
3.床暖房は中止
4.ダウンライトやスポットなどの間接照明は中止
5.窓サッシとガラスの断熱性能をグレードダウン
6.フローリングをグレードダウン
7.壁は珪藻土からビニールクロスに変更

これをリフォーム業者に伝えたところ、まだまだ予算には到達しませんでしたが、だいぶ費用が安くなり、ちょっと安心しました。
しかし、「ほんまにこれでいいの?」と考えたAさんは、だんだん不安になってきました。
コストダウンしたとはいえ、総額にしたらまだまだ高い。
しかもこれから先20年使おうと思っています。

リフォームすればお部屋も広くなるし、キッチンも新品になります。
しかし、以前から憧れていたもの、やりたかったこと、ほしかったものは全部中止することになります。

確かに費用は安くなるけれど、「本当にそれでいいの?」と思いまテンか?
実はこのような事例はコストダウンの際によくみられる失敗例なんです。
欲しかったものを諦めたにもかかわらず、思っていたほど金額も下がらない。
せっかくリフォームしたのに、満足いくリフォームではないケース。
これ、けっこうあります。

コストダウンするために、知識や技術が必要なケースがあります。

Aさんは視点を変えればコストダウンできる方法があるのでは、と考え、リフォームの計画をいったん中断して白紙にしました。
そして再度、本当に自分がしたかったことは何だったのかを考えました。

最初に依頼していた1社だけではなく、別の業者にも聞いてみて、じっくり相談し直してみることにしました。
本来自分がしたかった暮らしはどういうものなのかを考え、話しているうちに、だんだん自分の要望がはっきりしてきました。

再度、練り直し、2社目のリフォーム屋さんが次の提案をしてくれることになりました。
1.増築は不要
2.既存の収納を効率よく作り直し、壁面収納を設置
3.キッチンの移動はせず、新たに収納を兼ねたアイランドカウンターを設置
4.キッチンにテレビやパソコンを置ける家事カウンターを設置

なんと雰囲気希望が叶いました!

2社目の方がいろいろ聞いてくれたおかげで、これらの変更で十分に予算に合うプランとなり、システムキッチンは念願のオールステンレス製、便利な住設機器、断熱性の高いサッシを取り付けることができました。

Aさんはこのプランに大いに満足して、今も快適に暮らしているそうです。

どうやればコストダウンできるか、自分のやりたいものをなるべく妥協せずに予算を合わせていくか、ぜひ工事業者に相談してください。
金額ばかりにとらわれず、本来自分がやりたいもの、目指すリフォーム、何が重要なのかを考えてみてくださいね。